岩手県畳工業組合

新築や増改築によって新しい畳を入れるときは、まず現物見本をよく見て、畳全体に均一性のある硬さと適度の弾力性が感じられることや、表面に凸凹がないかなどを確かめます。

畳床には大きく分けて、「稲わら畳床」、「稲わらサンドイッチ畳床」、「建材畳床」の3種類があります。普段は目に見えないところですので、畳屋さんにそれぞれの特性などを聞いて、使う用途や住まいの条件に合った素材を選ぶことが大切です。

畳は、床の良し悪しと、イ草の良し悪しが最も大切なポイントです。特に畳表の良し悪しは、歩く感触や部屋の風合いを左右します。

畳床や畳を作る過程で防虫処理を行いますが、防虫紙や防虫糸その他の使用状況を確認しておくことをおすすめします。

畳は、種類やサイズによって価格が違います。畳を使用する住宅(木造、コンクリート造等)や敷き込む部屋の位置なども考慮して選ぶことをおすすめします。また、畳替えの際は家財の移動費用なども確かめておくとよいでしょう。


品質管理事業は全日本畳事業協同組合の基本事業です。
私達は仕事を通じて社会に貢献し、その代償を頂くことによって成りたっています。

品質管理の徹底をはかり、責任表示することで、お客様の信頼を得、適正な価格を頂いて粗悪品を追放しようとするものです。

全日本畳事業協同組合では、独自に作成した証紙を畳床の裏に貼付するように会員に呼びかけています。


証紙は畳床用が2種類(稲わら畳床及び稲わらサンド畳床用、建材畳床用)畳加工用が1種類です。
稲わら畳床、稲わらサンド畳床の証紙
建材畳床の証紙
※畳床製造業者が畳床出荷時に裏面に貼付表示しております。

畳加工用証紙
※畳を加工する際に使用し、畳の裏面に貼付表示しております。


平成7年7月にPL法(製造物責任法)が施行され、畳に関してもPL法 に触れる事故が発生する可能性もあり、そのために全日本畳事業協同組合では畳に保険を掛け、お客様に対して万全の処置をとっています。

なおこの保険に加入している畳店数は全国で2700店余りであり、すべての畳店ではありませんので、詳しくは畳店にお問い合わせください。

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